私たちの結婚は26歳の時。
なるべくふたりで、いろんなところに行ったり遊んだりしたかったので、「私は30歳まで子供は作らない」と、自分の両親はもちろん、オットの両親、親戚に断言していました。
そして気がついたらあっという間に30歳。そうなると、なかなか子供を作る気になれなくなっており。好き勝手に休暇となれば旅行へ出かけ、ドライブへ行き、オットとふたりでそれなりに海外生活を楽しんでいました。
「できちゃった結婚」「げー、やっべー、妊娠しちゃったよぉ!!」というほうが幸せなのかもしれない・・・と思ったり。考えれば考えるほど子作りに対して慎重になりすぎて、「成り行き」にならなくなっていました。

それが不思議なのですが、私は絶対これは女性ホルモンのいたずらだと、いまだに思っています。
当時、仲良くしていたオットの同僚の奥さんに、1歳すぎの男の子がいました。とっても良い子で、私たち夫婦にもなついてくれて、いつもその男の子と一緒に遊んでいました。
そして、だんだんと「こんな子だったら家にいてもいいなぁ〜」と思い始めたのです。そう思った瞬間、きっと女性ホルモンの仕業でしょう。ホルモンがフツフツと沸いてきて、「私は子供が欲しい!絶対に欲しい!ものすっごく、欲しーーーい!!」という気持ちが激しくなっていったのです。

それからというもの、婦人体温計を毎日チェック。
排卵日はいつなんだぁ、どこなんだぁ、なんなんだぁ・・・と、念仏を唱えるかのごとくグラフを見つづける日々。
「よし、○○日の○曜日が排卵日らしい・・・」と予定を立てるが、ちょうどその頃、オットは長期出張続きで、アフリカのカメルーン3週間、ハンガリーに2週間と、留守にすることが多く、全くタイミングが合わず。

次の排卵日までの1ヶ月の長いこと、長いこと。
私の頭の中は毎日子供ができることばかり考えていて、たぶん普通じゃなかった気がします。生理になるたびに、涙したり・・・。
でもいつかはコウノトリがやってくると信じ、婦人体温計を続けていました。

そして「生理がこない」「今日もこない」「今日もない」「なんだか熱っぽい」「あれっ?妊娠したか?今日も生理がない」と、1日1日探るように自分の体のことを考えていました。どうにもこの体調の悪さは普通じゃない。
ずっと使われることのなかった妊娠テスト。でも結果を見るのが怖くて、そのままトイレに置いて出てきてしまった私。そのあとで、オットがチェック。
「妊娠してたよぉ!!」とオット。トイレから出てきて抱き合って喜びました。
記念に、その赤丸がついたところをデジカメで撮った、バカみたい。

いよいよイギリス・ロンドンでの妊婦生活が始まったのです。
初めての出産を、英語もできない私ができるんだろうか・・・という不安いっぱいになりながら、妊婦生活がスタートしました。
果たしてどうなる??

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