予定日から5日遅れた真夜中、トイレへ行くとおしるしが。 そのままお腹が痛くなり、朝方には15分間隔になっていました。 「いよいよ来るぞ!」と思い、オットも会社へ休むよう連絡を入れました。 ところが、朝ご飯を食べた後、痛みが遠のいちゃったんです。うそっ。 それから歩いたりいろいろするけど、まったく痛みの間隔が縮まらない。気持ちは焦る一方。オットを無駄に休ませてしまったことへの申し訳なさでいっぱいになるし・・・。 それでも夜中になると再び15分間隔に。痛くて寝られたもんじゃない!なんとかしてくれ!と思うのだけれど、やっぱり間隔は縮まらず。とりあえず午前2時にNHSの病院に行ってみました。 緊張して私は足が震えて止まらず。 内診してもらったところ、まだ子宮口は1cmしか開いていないから、家に帰ってリラックスして、またいらっしゃい、と言われました。 また朝になって痛みは遠のき・・・。 微弱陣痛ってやつです。 私の妊婦友達に微弱陣痛の人はいなかったので、考えてもみない状況でした。痛くて寝られないし、だからと言って出産にもこぎつけない・・・、しかもオットは「明日、生まれなかったら、その後は大事な仕事があるから立ち会えないからね」と言われる始末。オットもいい加減イラついていた様子。 不思議にも夜中になると、また間隔は縮まり、再度病院へ。 私は3日間の痛みで疲れ果て、オットや私の父の「まだか、まだか」攻撃にストレスを感じていたので、そのまま入院させてもらいたい・・・と頼むつもりでした。 ミッドワイフがやってきて、「子宮口はまだ4cmね。破水させちゃう?そうすれば早く陣痛になるから」と言うので、破水してもらうように頼みました。 するとその内診している最中に、破水してしまったのです。ラッキー!! 「これで今晩はもう帰れないわね」とミッドワイフ。私も「これで病院にいられる。オットが仕事に行っても何とかなる」と思いました。 「さて、どうやって産む?ガス?エピ?何も使わない?」と聞かれ、即座に「エピを使います」と言いました。「へぇ、あなたなら自然分娩でいけそうだけど・・・」と言われましたが、「いや、エピを使ってください」と頼みました。 エピというのは、「エピデュアル(硬膜外麻酔で、帝王切開などでも使われるらしい)」のことで、要するに「無痛分娩」です。 3日3晩、痛くてかなり体力も消耗していましたし、産後のヘルプがない私は、産後の体力を早く復活させるためにもエピが必要でした。 さっそく麻酔科医がやってきて、背中をまるめて針を注入。 このとき、オットが私の体を支えていたのですが、ちょうど針を入れる前にティッシュのような紙を背中にあて、それが裏返ってしまったので、オットが元に戻そうとしました。 するとドクターとミッドワイフが「触っちゃダメ!」と怒り、また別のセットを持ってくる・・・というハプニングがありました。 オットは何気なく触ってしまったのですが、突然叱られショックを受けていたみたい。 いやぁ、エピってすごい!あの陣痛の痛みが消えちゃって・・・。 それからはもう元気元気の私でした。「これならいっくらでも出産できるじゃん!」なんて思ったほど。オットもあきれていました。 のんきに過ごしていたわけですが、突然、ミッドワイフ達が慌しくし始めました。私には酸素吸入のマスクがつけられ、「Don't Worry」とか「No Problem」とか言っています。でもなにが起きたのかまったくわからず・・・。そのうちに私の熱まで上がってきて・・・。 結局、その慌しさも5分ほどでおさまり、オットも私も何が起こったのかいまだにわかりません。 どうも陣痛促進剤を使った直後になにか異変があったようで・・・。そのまま促進剤は使われたのかどうか今でもわからん。 なんだったんだろー、あの騒ぎ。でもなんでもなくて良かった。 知らぬが仏。 「この次でいきんでいいわよ」と、ミッドワイフから言われました。 もういきみたくて仕方のなかった私。 ンーーーーー、ちゃんとソコに力が入り、うまくいきめたはずなのに。 「頭が見えるよ、髪の毛があるよぉ、がんばってぇ」 全然出てこない。まったく出てこない。頭がクラクラするほどいきんでいるのに(ちゃんとしたところに力が入っているにもかかわらず)出てこない!! いろいろと体勢を変えてみるが、ダメ。 会陰切開したけどダメ。 「どうにかしてぇ〜〜〜」と思う私でした。 2時間格闘し、とうとう吸引分娩で、ドロッと出てきた我が子。 泣かずに出てきたので、「あれっ?泣いてない??」と思っていたら、小児科医がたぶん羊水を吸い取ったのでしょう。元気な産声が。 ヤッター、生まれたぁ!!「女の子よ」と声をかけられ、これまた信じられませんでした。男の子だとばかり思っていたので。 気がついてみると、私のまわりには、産婦人科医2人、小児科医1人、助産婦4人もいました。 本当にみんなが私と私の赤ちゃんのために、一生懸命にしてくれてうれしかったです。 オットも涙していました。 オットは立会い出産なんて嫌だ・・・と言ってたのに、「立ち会えて良かった」と。 しかもオットが欲しがっていた元気な「女の子」。 幸せ、幸せいっぱいの親子3人となりました。 |
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