1999年10月、我が娘、ぽんぽこが誕生しました。体重3,120g。

ミッドワイフに「あなたサイズの赤ちゃんね」と言われました。普通は羊水を吐いたり、うんちやおしっこをして体重が減るようなのですが、彼女の場合20g減っただけで、1週間後にはミッドワイフが驚くほど増えていたようです。「あなたのミルクはスペシャルね」と笑われたほど。
想像以上の難産でしたが、健康な赤ちゃんでホッとしていた頃でした。

妊娠した当初に、ミッドワイフから母乳で育てるか、ミルクで育てるか選択するよう言われていました。私はすかさず母乳育児を選択。人間も動物だし、他の動物と同じように母乳で育てるのが理想的だと思っていたからです。
でも最近の人間の体は変わってきたようで、なかなか母乳が出ない母親もいるとか。
日本の病院ですと、最初のうち母乳の出が悪いと、看護婦さんがミルクを与えたり、砂糖水を与えたりするそうですね。
イギリスでは、「母乳で育てる」と決めたら、なにも水分を赤ちゃんに与えません。それこそおっぱいをくわえさせるのみ。お腹が減らないんだろうか、大丈夫なんだろうかと不安に感じるのですが、最初のうちは出ないもの。それでも「3日後には必ず出るから心配しないで」とミッドワイフは力強く言います。すると本当に3日後には出るんですよね。
母乳で数週間続けても、赤ちゃんの体重が増えない場合は、ミルクに移行するよう指導されます。

産後、病院で過ごすのは何も問題がなければ、24時間以内に帰宅させられます。その後最高28日間までミッドワイフが自宅まで来て、母親と赤ちゃんの様子をチェックしたり、わからないことがあれば相談にのってくれます。お風呂の入れ方も教えてくれますよ。

私は難産だったため、なかなか退院許可が下りませんでした。
私のお友達が私の入院中、ずっと来てくれて(片道車で40分もかかるのに)、お弁当の差し入れや赤ちゃんの下着などを持ってきてくれました。というのも、オットはとても仕事がぬけられなくて、出産した日の翌日から来てもらえなくなっていたのです。お友達に鍵を渡して、持ってきて欲しいものを頼んで病院に来てもらったほど。
私はできるだけ早く自宅に戻りたかったので、ミッドワイフとドクターに説得し、3日目に帰宅許可が出ました。ですが、オットはまたもや仕事でダメ。お友達に連絡をして、「お願い、迎えに来て」と頼んだのです。片道40分もかかるのに・・・。

それから1週間、そのお友達は毎日来て食事の世話をしてくれました。赤ちゃんのことは何もわからない私にいろいろと教えてくれました。最初にぽんぽこをお風呂に入れてくれたのは、彼女のご主人でした。「お風呂指導」をしてもらったのです。
今でも心から感謝しているご家族です。


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