私は本当に赤ちゃんのことに無知でした。自分でも笑っちゃうくらい無知でした。


赤ちゃんは母乳をずっと飲み続けるんだと思っていました。だから夜中の2時間おきの授乳が1年以上続くんだと思っていました。それは母としての義務だと思い、疑問にも感じませんでした。

ぽんぽこが4ヶ月になったとき、夜中に2回しか起きなくなりました。どうしてかわからず、オットに相談。「今まで2時間おきに起きてたのに、どうして2回しか起きないんだろう」と。
オットも「うーん、でも熱もないし、機嫌も良いし、別に体に異常があるわけじゃないみたいだよ。どうしてだろうね・・・」と考え込む始末。
私は本気で悩んだのです。
で、ふと目にした本に、「昼夜の区別がつき、夜に起きる回数が少なくなる」と書いてあるではありませんか!!赤ちゃんはずっと2時間おきに起きるものだと思い込んでいたので、オットと大笑いしてしまいました。
無知っていうのは、余計な不安を巻き起こすものだと思い、それまで読もうとしなかった「育児本」をしっかり読むことにしました。

母乳は順調でしたが、ぽんぽこが生後1ヶ月のとき、北ロンドンから南ロンドンへ引っ越しました。その引越しで疲れたのでしょう。すっかりおっぱいが出なくなってしまいました。
泣きじゃくるぽんぽこ。
なんとか用意したミルクを与えましたが、飲まない。なんで?

母乳で育った子というのは、哺乳びんからミルクをなかなか飲まないんですってね。
それも知らなかった私。赤ちゃんは無条件に哺乳びんから、いくらでもミルクを飲むものだと思っていたのです。これも私の無知のひとつ。

その後おっぱいが出るかどうか気になる日々が続きました。
ぽんぽこはとっても健康で、離乳食も彼女なりに食べてくれて、私のこの頃の育児の悩みは「おっぱいが足りない」ってことだけでした。
本当に悩んでいました。

あとからになって、このときのぽんぽこの写真を見ると、ほっぺたがてっかてかに光った、ふっくらデブチン姿の彼女でした。「どこがおっぱい足りないって??」といった状態。
今では笑えることなのですが、このときは本気で「おっぱいが足りなくて、かわいそう」と悩んでいたんです。
・・・新米ママちゃんは、現実を冷静になかなか見れないものなのです。

そのぽんぽこは、1歳9ヶ月までおっぱいを飲んでいました。そして自然に「卒乳」したのです。私の理想の「卒乳」でした。
長い間、大好きなおっぱいを飲めて良かったね、ぽんぽこちゃん!!


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