過ぎ去った日のことを思い返しても
戻るわけでもないのに、
育児に疲れてくると、やたらと昔のお友達に会いたくなる。
話したくなる。
そうなると、メールって便利だよね。

私にはポーランド人のお友達・親友がいる。
一緒に過ごしたのは１年だけ。
その後は、メールや電話でのやりとりのみだが、
私にとっては、大切な生涯の友人であろう。
どうして、そんなに彼女のことが好きなのか私にはわからない・・・。
彼女は、心がとても広く、温かく、強い女性なのだ。
私には、全く持ち合わせていないものを持っている。
本当に素敵な女性。

その彼女からの連絡が、最近なかった。
クリスマスカードもなかった。
昨年、ワルシャワで自分のPre-Schoolを開き（実はお金持ちの奥ちゃまなのだ）、
忙しいのだろうとは
思っていたが・・・。
電話してみたが、お手伝いさんが出て、
「Nie Ma」と言われてしまった。
「彼女はいないわよ」と。
そっかー、まだ仕事の時間だよなぁ〜。
携帯に電話をしたが、つながらない。
使えるかどうかわからないメールアドレスにメールをしてみたが、
戻ってきてしまった。
どうも私が送ったメールが重かったみたいで・・・。
再度送信。

そして３日後、ようやく彼女から返事が来た。
予想外の内容に驚いた。
子宮ガンで、昨年、手術を受けたらしい。
抗がん剤も飲んでいたようで、あとは自分でケアするとのこと。
私と同じ年齢で、彼女の息子もぽぽ姫と同じ年。
ショックだった。
ドクターからは、全部摘出すると言われたそうだが、彼女は拒否。
「もう一人、子供が欲しいから」と言い、
子宮を残したそうだ。

それも信じられなかった。
彼女は、ずっとずぅっと「子供はもういらない」と断言していたのに。
欲しい気持ちはわかるが、どこで気持ちが変わったのだろう・・・。
うれしい気持ちの変化である反面、体のほうは妊娠しても大丈夫
なのだろうか・・・。
「We will see．」というだけの彼女。
相変わらず強い女性。

そんな大変な病気をしたにもかかわらず、
彼女のことだから、きっと明るく、バリバリ仕事をしているんだろうなぁ。
想像がつく。
「毎日、ミーティングで忙しい」なんて書いてあったもの。
そして今また、別のビジネスを考えているらしい。
ポーランドがEUに加盟して、
ずいぶんと経済的に変わったのだろう・・・。
ったく、何をやろうとしているのやら。

彼女がもうひとり子供が欲しいと願うなら、
私も神様にお願いしたい。

どうか、１日でも早く彼女に赤ちゃんが授かりますように・・・。

もちろん彼女の体が一番に大切だけれど、
大好きな彼女が心から願っていることならば、
私も一緒に神様にお願いしようと思った。