Euro Disneyland in Paris



この旅行の数日前、ふと、ぽんぽこの前髪が長くなっていることに気が付いた私。
ちょうどビデオに夢中になっていることだし、「よし、髪の毛を切ってやろう!」と思い、何気なくはさみを手にしました。
いつもでしたら、「どのくらい切ろう」とか「どのへんをどうやろうかなぁ」なんて考えるのですが、今回は無心でした。なぜか・・・。
ジョキッと切り、切った髪の毛を見たら3cm以上にもなっていました。その時初めて気が付いたんです。「あれっ?これって切りすぎじゃない?」。そう思ってぽんぽこを見ると、ありゃりゃぁーーー、子ガッパちゃんの出来上がり!!

花の都・パリ、光の都・パリへ行くというのに、子ガッパちゃんにしてしまったママちゃん。
にっこり笑ってこちらを振り向く子ガッパちゃん。
爆笑です。

そんな子ガッパちゃんを連れて、久しぶりの飛行機旅行。昨年のマヨルカへ行った以来でした。
私は彼女が熱を出すんじゃないかと不安で不安で、不安になりすぎて自分のほうが体調を崩してしまったほどでした。
午後4時にタクシーを予約してクラクフにある空港へ向かいました。オットは出発5分前に仕事から戻ってきました。いつも慌しい人です。その慌しさにつられてバギーを忘れてしまった。途中で家に戻りました。

ワルシャワ経由で無事に夜10時30分ごろ、パリ・シャルルドゴール空港に定刻どおりに到着しました。ここの空港ってライトが少ないのか暗いのが特徴です。タクシー乗り場を見つけ、ちょっとビックリ。ドライバー全員が黒人だったのです。
そうだよね、パリって黒人が多いんだった・・・。なんだかすっかりティヒ生活で忘れてしまっていた現実でした。
でも暗い中、あんなにたくさんの黒人を見ると大丈夫なのかなぁ〜と心配になってしまいました。ホテルに着いたのは12時をすでにまわっており、中に入ろうとするとホテルのドアが開かない。「うそ、夜遅いから入れてくれないの??」。
警備上なのか節約なのか、外からは自由に開けられないようになっていて、中に入るたびにインターホンを押さなくてはいけないんです。夜に限らず昼間も同じ。こんなホテルって初めて。

子ガッパちゃんは疲れているはずなのに興奮しているのか元気元気でした。明日はディズニーランドだ!お天気が良いことを祈って・・・。

2日間ともお天気に恵まれました。が、ヨーロッパならではの怠慢さというか、いいかげんさを久しぶりに味わいました。
まず、地下鉄チケットが買えなかった・・・。買い方がわからない。後ろのおばちゃんが親切に教えてくれたのですが、結局、違うチケットを手にしてしまったみたいで、改札機を通れず。なんで買えない?
オットはイライラし始め「フランスは嫌いだ!」と叫びだす始末。その横で、黒人のお兄ちゃんたちが改札機をまたいで通って行く姿をずっと眺めていました。無賃乗車は合法だ!と言わんばかりに・・・。
まったく利用しづらい切符自動販売機で、コインしか使えないんです。紙幣もダメ。カードを使えるようになっているのに、なぜか使えない。あちこちでトライしてみましたが、カードを使えるところはありませんでした。結局カウンターで買うしかなく、そのカウンターは長蛇の列。
30分以上もかかって、ようやく電車に乗り込み、いざディズニーランドへ。

1日目、やっぱりイースターホリデーですね、考えていることは皆同じでした。
すんごい人・人・人。
チケットを買うのに1時間以上も並び、中に入るのも1時間ほどかかってしまいました。もちろん私はずっと子ガッパちゃんの面倒を見なければならず、フルーツキャラメルを5個も使用。すっかり味を覚えられてしまいました。
たぶん私たちが到着したころはまだ開館していなかったみたいで、この日は10時30分ころに入場がスタートしたようでした。遅いんだよ!
当然、他の乗り物も1時間以上待ち。覚悟はしていたものの、あまりの人の多さに写真すら撮ることができませんでした。

なんとか子ガッパちゃんをなだめすかし、「It's a small world」の中へ入ることができました。ここも90分待ち。
彼女が喜ぶと思って待ったのに、作りものの人形・・・というのがわからないのでしょうね、しばらくは興味深げに見ていたのですが、だんだんと怖くなってきたみたいで泣き出してしまいました。
まさか泣かれるとは思わず、これには私もショック。
「子ガッパちゃんが喜ぶと思って、ディズニーランドに来たのに」。まだ彼女には早すぎたようです・・・。
パレードも結局は人が多すぎて見ることができず、せっかくのミッキーさんに会うことができませんでした。

でもどうしても子ガッパちゃんには笑って過ごしてもらいたい、それが親心。
どこかに彼女の喜ぶところがあるはずだ・・・と思い、探しました。
あった・あった。「ポカホンタス」とかいう場所で、普通の遊具があるところでした。すべり台があったり、はしごがあったり。
子ガッパちゃんは無我夢中で遊んでいました。まぁ彼女が楽しければそれでよいのですが、「なんだかなぁ〜」。
2日間とも「ポカホンタス」で1時間以上も遊ばせることになるとは思っても見ませんでした(笑)。

とても夜まで私たちも子ガッパちゃんも体力がもたず、夕方にはホテルに戻りました。
夜はホテル近くの中華のお店へ。
とにかくすれ違う人・すれ違う人が黒人なんですよね。あんなにたくさんの黒人を見たのってはじめてかも。ホテル周辺は黒人街なのか、黒人専用?っぽい美容室がありました。いつもパリ市内しか行ったことがなく、とにかくその人数の多さにオットと驚きました。もしかして、だからホテルのドアが警備上、自由に開けることができないようになってるのかも・・・。

翌日、「今朝はのんびり行こうか」とオットと話しながら、ディズニーランドに向かいました。昨日とは違って入り口で並ぶことなくすんなり入ることができました。が、乗り物類は前日と同様長蛇の列。すでに子ガッパちゃんの心の中は「ポカホンタス」で遊ぶことしかなく、結局そこで遊ばせることに。心から喜んでいるようでした。ディズニーランドに来てるのに・・・。
パレードの時間を確認し(午後3時)、電車に乗ったりして時間をつぶし、さて場所取りに行こうか・・・と行って見ると、すでにパレードが終わりにさしかかり、結局美女と野獣やアラジンの山車の後ろを追いかける形になってしまいました。またもやミッキーさんに会うことができなかった。でも、時計を見るとまだ2時を少しまわったところ・・・。「えぇ〜〜なんでぇ〜〜??」

なんだかがっかりしてしまいました。
買い物でもして気分を晴らそうと、子ガッパちゃんの帽子と、「Toy Story」のウッディーのお人形を購入。でもイギリス人に横入りされてムッとした私。ったくロクなヤツがいない!!とか思いながら、オットと交代。オットも子ガッパちゃんが喜びそうなミッキーさんのおもちゃを手にし、またもや「スペイン人のばばぁに横入りされて気分悪い!」とか言いながら出てきました。
どいつもこいつもまったくもーーー!!という最悪の気分でホテルに戻りました。

少し休憩し、前日に行った中華のお店へ。夜は7時から・・・と書いてあったのに6時30分でも開いていました。
ラッキー!!
3人でお腹いっぱい食事をし、ちょっとホテルのまわりをお散歩をして部屋に戻りました。
子ガッパちゃんは上機嫌!!

明日も早いしそろそろ寝ようか・・・と思ったのが午後10時。
そこでオットが叫んだのです。「あれっ?もしかして今日からサマータイム???」。
そうなんです。私たちはこの日ずっと、1時間遅く行動していたのです。だからパレードにも間に合わなかったし、中華のお店も開いていたし、考えてみたらディズニーランドの入場も人が少なかったのは、私たちが行ったのが遅かったから・・・。
うっそーーー!
ヨーロッパに住んで数年になりますが、この夏時間・冬時間に変わる日に「さぁ今日から時間が変わる」と思って変えたことは一度もなく、なにかおかしい?なにかヘン?とか思いながらその日一日を過ごし、最後になって何かの拍子に気づく・・・のがいつもなんです。
1時間損した気分になり、慌てて眠りに入りました。

さてポーランドへ戻る日。重い足取りの私。当然帰りたいわけはなく、「はぁ、このままここに赴任にならないか」なんて思ったりして(笑)。
でも夏時間に昨日気が付いてよかった。じゃなかったら飛行機に乗り遅れるところでした。
空港へ行くのにタクシーを予約したのですが、ホリデーだから相乗りで、料金も割高になる・・・とフロントのおじさんに言われました。
オットは納得がいかなかったようでしたが、仕方なく了承し、イギリス人の親子と一緒に乗り込みました。やっぱり黒人のドライバーで、65ユーロも取られてしまいました。
フランス人って運転がものすごく荒いのね。ポーランド人以上でした。知らなかった。
空港へ着いてからも、トラブルは続き、ゲートへ入ろうと思ったら人だかりで前に進めず・・・。なんでも爆弾のようなものが見つかったとか。
ガードマンや警察官などが押し寄せ、だからといって特別な館内放送もなく、だらだらと待っていました。そのうちに大きな爆発音のような音がし、ちょっとビビッた私。オットは携帯で電話をしていて気が付かなかったみたい。さらに15分ほどたってから再度の爆発音。オットもこれには驚き「普通は建物の中でこんな音はしないよな」なんて言っていました。
なんのアナウンスもなく、気がついたら普通の状態に戻っていました。
もちろんセキュリティーチェックは厳しくなっており、ここもまた長蛇の列。ゲートに行く途中、木っ端微塵になっているかばんを見つけました。あれがそうだったのかなぁ〜。

飛行機は10分程度遅れただけで離陸。
ポーランドのクラクフ空港に着いたのは定刻どおりでした。これっていつも不思議。少し遅れて離陸しても、だいたい定刻どおりに到着するんです。LOT(ポーランド・エア)のパイロットって(ポーランド人って)スピードを出すのが好きみたい・・・。

家にも無事到着。着いたらついたでホッとし、子ガッパちゃんはバズとウッディーで遊んでいました。
まぁ、行って良かったことにしよう!早く子ガッパちゃんの前髪が伸びますように。それまで帽子が必要なのよね。
さて、今度はどこへ行こうかな。





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