ぽぽ姫は、自分がおねえちゃんになる・・・ということが、イマイチ理解できて いなかったようだ。 そりゃそうか。 病院でぼくちゃんに触るのが怖いのか、おそる・おそる。 テレもあったようだ。 でも、急にぽぽ姫が大きくなったような気がした。 私の目がおかしくなったのかなぁ。 あんなに赤ちゃん臭いぽぽ姫だったのに。 で、退院した日。 ぽぽ姫は、ぼくちゃんが家にいるのがうれしくてたまらない様子。 いじったり、眺めたり、とにかく忙しい。 そのうち、「ぼくちゃん、いつおうちにかえるの？」と聞いてきた。 「えっ？」 「べびちゃんのおうちどこ？」 ・・・やっぱりわかっていなかったみたい。 「今日から、ずーーーっと、一緒にこの家で暮らすんだよ。」というと、 ニッコリ笑って喜んでいた。 が、しかーーし、そんなのはそのときだけ。 ぼくちゃんは、とにかく寝ないし、爆泣きするし、大変手のかかる赤子だった。 すっかりぽぽ姫は、ぼくちゃん嫌い。 「うるさいから、きらい」 うん、あんたの気持ち、すんげーわかるよ。 現在、ぼくちゃん５ヶ月。 ぽぽ姫は、ぼくちゃんと遊びたがる。 が、なかなか相手にならないのが残念・・・。 ただあやすと、笑ってくれるのは かなりうれしいらしく、「あっ、笑ってる」なんて言って喜んでたりする。 彼女なりの「あかちゃん返り」もあった。 すでに５歳のため、ひどくはないが、ぼくちゃんが来て変わったこと。・・・ ・洋服をひとりで着ない。 ・自分のベッドで寝ない。 ・たまに「食べさせてぇ」と言って、自分で食べない。 このくらいかな。 でも、彼女なりに我慢しているんだと思う。 そのへんは、理解してあげないと・・・と思っている。 先日、目撃してしまった。 リビングの床に、ぼくちゃんの笑っている写真が一枚落ちていた。 というか、散らかしっぱなしで、そのままにしてあったのだが・・・。 それをふと、ぽぽ姫が手にし、ジーーーッと写真を見つめていた。 そして、クスッと笑い、「かわいいねぇ」と写真に向かって話しかけ、 写真に「チュッ」とキスをしていた。。 見てみぬ振りをしていた私は、声を出さずに大笑い。 ぼくちゃんに愛情いっぱいのようだ！！ 家族が４人になったことも、理解した様子。 最近の彼女の絵には、 「ダディー」「ママちゃん」「ぽぽちゃん」「ぼくちゃん」と、 ４人、大きさを違えて描いている。 なんか、ほほえましくて、 我が家の壁には、ぽぽ姫の絵でいっぱい。