とてもお天気の良い日曜日。
オットの会社関係の業者から、「イザール川のいかだ下り」に招待されました。
最初はオットだけ参加する予定だったのですが、急遽2日前になって、私とぽんぽこもどうぞ・・・ということで出席することに。
念のため、ぽんぽこのために主催者側が子供用のライフジャケットを買ってくれました。

オットもどんなのかよくわからない様子。
ローカルスタッフの話しでは、いかだの上で食事をしたり、ビールを飲んで楽しむとか。ミュンヘンならではの催し物?で、なかなか他では体験できないそうです。
私のイメージでは、いかだと言っても、船のような感じでテントみたいな屋根があって、その中がちょっとしたレストランで食事をし、イザール川を下りながら景色を楽しむんだろう・・・と。オットもそんな感じだったのでは・・・。
ですので、集合場所までは各自、車なり電車で行き、そこからはバスでイザール川を上り、スタート地点に向かうようです(よく考えてる)。

ミュンヘンにある動物園近くの駐車場に朝の8時集合。
バスが数台止まってて、たっくさんの人でビックリ。別の団体もいるようで、かなり有名な川下りなのかしら??
1台のバスに、デカデカと主催者側の会社名の書かれた旗が掲げられていました。オットも「やるなーー」と感心?した様子。

オットのスタッフ、あちら側のスタッフに、挨拶、握手、ぽんぽこに「ハローは?グリュシュゴットは?シェイク・ハンズは?」と挨拶、握手をさせ、バスに乗り込みました。
久しぶりに会う主人のスタッフもいて、いろいろと話しこみ、バスで30分ほどでスタート地点に到着しました。
ここもたっくさんの人。
そしてそのいかだを見てビックリ。本当にいかだでした。
丸太をつなぎ?合わせ、真中に座るような平らな板を渡しただけのものでした。本物の原始的なまさしく『いかだ』。
オットも私もちょっとビックリ。ぽんぽこにライフジャケットが必要な理由がここで理解できました。なにしろいかだの周りには柵がないんだもの(当たり前だけど)。





長さ20m幅4mほどあり、中央の平らの板に全員が座るようになっています。この日、全部で4隻のいかだがありました。
写真左、2隻のいかだが写っています。いかだの上にいるのは、バイエルンの衣装を着た生バンド演奏者。
写真右、旗が掲げられているのが、私たちが乗るいかだです。



乗る前に渡されたライフジャケット。意外にも喜んでいました。左はぽんぽこ、右はオットのスタッフの子供。

ちょっと座るのに窮屈で、おしりがすぐに痛くなりました。
座ってすぐにビアジョッキがひとりひとりに配られました(ぽんぽこにも)。それが「マイ・グラス」になるようです。
動き出してから、ぽんぽこは大喜び。暑いのに喜んでライフジャケットを着て、大興奮でした。
朝の9時からビールで乾杯。
日曜日のこちらの朝食は、白ビールに白ソーセージというのが定番??なので、早速そのメニューが出てきました。もちろんブレッツェル(こちらのパン)も。
私たちは家で朝ご飯を食べてから行ったので、それが良かったかも。朝食にビールは考えただけできついぞ。





しばらくしてから生バンド演奏が始まり、そのうちの中心者がいろんなジョークでみんなを笑わせました。悲しくも、私たちはそれがわからず取り残され・・・。時々、オットのスタッフが英語で通訳してくれるんだけどね。たぶん、しもネタが中心だったと思います。
ぽんぽこもいろんな人に相手にされ、スタッフの子供もひとりいたので、退屈せずに過ごせたようです。それにブレッツェルもソーセージも、ポテトもたくさん食べていました。

大自然に囲まれ、のーんびりと動くいかだ(小さいエンジンはついてるけど)に乗って、みんなと和気あいあい、ビールを飲み合うのは本当に楽しかったです。↓いかだの先頭。


私も酔っ払うのが怖くて(帰りは私が運転しなくてはいけない)、ちびちびと飲んでいたのですが、オットが最初「12時ごろには終わるよ」と言ってたのに、一向に終わる気配がなく、暑さもあって「いいやっ、飲んじゃえ!」と思い、冷たいビールを頼んで飲みなおしました。
でもね、炎天下でのビールはすぐにぬるくなって飲みづらくなっちゃうんですよね。
しかもこの日、ぽんぽこのトイレトレーニングスタートから2日目。そっちのほうが気になっちゃって、落ち着かない・落ち着かない。

鴨がたっくさんいて、いかだと同じスピードでついてくるのはかわいかったです。途中で6羽の小鴨もついてきて、ぽんぽこは水に入りたくなったみたい。白鳥もいろんなところにいました。
川岸には、いろぉんな人がいろぉんな風にミュンヘンの夏を楽しんでいるようで、フルヌードでサン・バスをするカップルも。ふたりともうつ伏せ寝だったのですが、あれは絶対に私たちが通りすぎるまで顔を上げられないだろうなぁ〜と思いながら、見てました(見るなって??)。
ところどころに橋があって、その橋からたくさんのギャラリーが。みんなに「バイバーイ!」と手を振ったり、ランニングしている人に何か話しこんだり、しまいには3人の10代の男の子が川岸から飛び込み、私たちのいかだに泳いで来ました。ビールを一杯飲んで、また戻っていきました。
今までに経験したことのない「いかだ下り」。
こういう過ごし方って、贅沢ですよね。

そうそう、ここで利用するトイレは、ただ後ろ端に1m四方をビニールで囲っただけのもの。別に便器があるわけでもなく、丸太と丸太の間に隙間があるので、そこで用を足してくださいって感じ(笑)。ちょっと女性にはきついかも。ぽんぽこも最初挑戦するのですが、どうも態勢が不安定なのと、前日から始めたばかりのトイレトレーニングでは、こんな変わった場所でするのは不可能っぽかったです。でも2度目の正直、すっきりと出てくれたみたい。ぽんぽこも私もハッピー。

ようやく午後2時ごろ、休憩地点に到着。
一度、ここでいかだを降り、コーヒーブレイク。
なんか地上について、みな「はぁ〜」と言いながら、カフェの椅子に座っていました。わかる・わかる・その「はぁ〜」っていう気持ち。

そして最後、全員で合唱??私たちはわからなかったけど、「ウッ・ハッ」のリズムがおもしろくて、ぽんぽこと大笑い。
ぽんぽこは、オットのドイツ人スタッフとその奥さんに抱っこされながら、ダンス・ダンス。

意外な体験ができて、とても良い想い出になりました。
ぽんぽこは最後にライフジャケットをもらって、抱いて帰ってきました。
炎天下に朝9時から午後3時過ぎまでいたので、バテたぁ。
オットは「ぽんぽこがいて良かったよ。いなかったら退屈だったかも。ジョークもわからないしさ」と。「最初は12歳以下の子供はダメって言われたんだけど、突如『子供と奥さんを連れてきてもいいよ』って言われて」って。
楽しかった・おもしろかった。

ミュンヘンの夏、本当に楽しい。ですが、いよいよミュンヘンにもお別れを言わなくては・・・。トホホ・・・。




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