1年ほど前、ポーランドのティヒから引っ越してきた私たち。
「ミュンヘンへ異動」と聞いて、どんなにうれしかったことか。大声で「やったーー!!」と万歳し、小躍りしたのを覚えています。
ティヒとの別れに涙はなく、笑顔で車に乗り込みました。プラハで一泊し、翌日、ドイツに入りました。
ポーランド→チェコへの道のりは、たいして変わった様子もなく、いつものドライブの延長のように感じていたのですが、ドイツ国境に入った途端、空気がいっぺんに変わったような気がしました。
「ばんざーーーい!西側で暮らせるんだーーー!!」

そして家探しから始まり、幼稚園を決め、徐々に生活に慣れ始め、長い冬を越え、ぽんぽこの突然の入院にボロボロになって、春になり、夏が訪れ、そしてお別れ。
なーんか短かったです。とっても。
気に入ったところには、長く住まわせてくれないのね・・・。

ドイツに来た頃、ドイツ人のしつけの厳しさにビクビクしていましたが(ぽんぽこを見る目つきが、かなりきつく怖い表情なのです)、今では全然平気。悪ガキは悪ガキだし、おとなしい子はおとなしいし。どこの国の子供も同じでした。当たり前のことなのに、それに気づかず、神経質になっていた自分がおかしく思えます。
今度の国ではいったいどんな育児、生活になるのか・・・。

ドイツにいるのだから、やっぱり車は「メルセデス・ベンツ」がいい!!
車大好き夫婦には、ドライブは最高の楽しみでした。なにしろ走りがスムーズで、静か。100km/h以上出しても、スピード感を感じることがなく、本当に快適な乗り心地でした。ついアクセルを踏んでしまい、アウトバーンで200km/h以上を経験。
すっげー、日本の車たちってかわいそうかも。スピードが出るのに出させてもらえない環境??ドイツの車は、めいっぱい車自身が持ってるものを、充分吐き出してます。
5年落ちの中古を購入したのですが、値段もリーズナブルで、一般庶民にも簡単に手が届く、サラリーマン家族にはもってこいの「贅沢・ファミリーカー」でした。
手放すのが本当におしく、もう一生、ベンツなんて持てないだろうなぁ〜。

ヨーロッパには約6年暮らしました。
私たちにとっては、本当に想い出深く、一生忘れられません。

見えない国境を超えると、言葉が変わり、文化が変わり、人間が変わり、街並みも変わり・・・。島国の日本では考えられないことで、「だからヨーロッパって、おもしろい!!」と思うのでしょうね。
旅行をしててもあきないもの。

行ってない国がまだまだあるんだけれど、時間もないし、しばらくヨーロッパとはお別れします。
とっても悲しくて辛いけれど、きっとまた会える・・・そんな気持ちでいます。
約束するよ、必ずまたここに来るって。
「さよなら」は言わないでおこう。
「また会おうね」
SEE YOU.




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