子供が病気になると、親って本当に大変なんだって心から感じます。
子供がしょっちゅう熱を出すのは当たり前・・・と思っていたのですが、実際に高熱を出されると、「ゲー、またかよ」と思い、それから寝不足との戦い、薬との戦い、ぐずりとの戦いが始まるのでした。

ぽんぽこほど、診察に「非協力的」なガキはいないと思います。
ぽんぽこのドクターは(スペインでもそうでしたが)、「咳をしている」と言わない限り、聴診器を当てません。それは彼女にとってラッキーなこと。どうもあの聴診器が苦手のようです。
喉を見られるのもいまだに苦手で、私が押さえつけないとダメ。オエッとなるのが嫌みたい。

最近は月に1度、高熱を出し、1週間をダメにしているのですが、けいれんを起こしてからというもの、解熱剤をすぐに使うようになってしまった私です。それまでは「水分を取ってくれてれば・・・」ということで、あまり解熱剤は使わないようにしてきたのですが、あの「熱性けいれん」で大後悔、
38.5度以上になったら即、使うようにしています。

あの解熱剤って、その国によって効き方が違います。
ポーランドで使われる解熱剤は、本当にただの熱下げ薬っていうのが明白。38度以上になったら使ってください・・・と言われます。
薬を飲んで20分もするとダダーーーッと、ものすっごい勢いで熱が下がります(自分も経験しているので、よくわかる)。そして気が付くと、体が軽くなり急に元気になります。そのときの汗たるやものすごい。でも2〜3時間すると効き目が切れ、信じられないくらいの寒気に襲われ(半端じゃない。ありったけの布団をかけても震えている)、熱が上がりきるまで、その恐ろしい寒気との戦いが始まるのです。
その薬は最低5時間ごとに服用・・・とのことだったのですが、ちょうど5時間後に熱が上がりきるのが不思議。
結局はその繰り返し。私はこの熱の上がり下がりに疲れ果て、自分の力で下げる努力をすることにしました。
その結果、「解熱剤って絶対に体に良くない」ということがわかったのです。

それから、ぽんぽこにも解熱剤はあまり使いたくなかったのですが、ドイツの解熱剤はちょっと違いました。
ここでは39度以上になったら解熱剤を使うように言われます(けいれん後は38.5度以上)。
効き目が約2時間後に出てきます。ゆっくり・ゆっくり。一気に下がらないだけ良いのかな。熱が下がりきるのは4時間後。それから1時間くらい平熱が続き、解熱剤を使って8時間後にはまた上がっている状態です。

でもね・・・、できればあまり使いたくない「解熱剤」です。

ぽんぽこに薬を飲ませるのも大変。それまでは力づくで飲ませていたのですが、3歳を過ぎると口から出すことを覚え(覚えるなっ!!)、しまいには「吐く」という反撃に出てきます。
ですので最近では「飲まないとお買い物に行かれない」「お外で遊べない」「おうちに帰れない(これは入院していたとき)」などと脅しています。
彼女の場合、私に叱られることが大嫌い。だいたい最初のうちは口から出してしまい、私にものっすごく大声で怒鳴られ叱られます。そうすると泣きながら飲みます。これが熱が続いている限り、怒鳴らなくちゃいけないので私も疲れてしまうのですが、状態が少し良くなってくると、自分から飲むようになり、「あぁ、山は越えた」と私も安堵するのです。
もちろん怒鳴ったあと、薬を飲んだら、いぃっぱい甘えさせ、褒めまくります。これが大事!だと私は思っていますが・・・??実際、どうなんだろう・・・。

薬を飲ませる工夫もやってみましたが(ヨーグルトに混ぜるなど)、ポーランドでそのまま飲んだほうが味がおいしいことがわかり、それ以降やめました。でもドイツの薬は、これまた不思議な味が多く、ぽんぽこも辛そうです。

逃げるわけにもいかない子供の病気。病気するたびに心配・心配が続くんだろうなぁと思うと、ため息しか出ません。




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送