ぽんぽこの幼稚園については本当に悩まされます。
あまりのずさんな対応に、ほとほとあきれてしまう。先生と電話で大喧嘩したこともありました。
ですが、結局、他に入れるところがないという立場の弱い親・・・。
ドイツでは、どうも園側のほうが強気に出ているようです。「文句があるなら、別のところに行けばいいじゃない」という感じなんでしょうね。

ぽんぽこも、前回ご説明したとおり、英語環境の幼稚園に通っています。
あの頃はまだ慣れなくて、「早く慣れてくれないかなぁ」と思うばかりだったのですが、なんと車で通園するようになってからは、嘘のように笑顔で通えるようになり、朝、ぐずってても「幼稚園だよぉ」というと、張り切って準備をするほどになりました。
そんな彼女の様子を見て、私は週3回ではなく午前中のみ毎日通わせたいと思うようになってきました。先生の許可も得、あとは月謝。
そう、その問題の月謝なのですが、ベラボーに高い。月612ユーロ。食事なし。初回には3ヶ月分の保証金(ディポジット)を支払わねばならず、こっちは火の車。

オットは「たかが3歳の幼稚園で、この値段は高すぎる!!」と文句タラタラ。私も同感でしたが、ぽんぽこが喜んで通っている幼稚園だし、なんとかオットをなだめ、来年から毎日通わせることにしています。

とっころが、この幼稚園、やたらと前払いを請求してくるんです。どうして先に先に・・・と金を欲しがるのか不思議でならず・・・。オットは「そうやって先に金を受け取って、来月あたり『つぶれちゃいましたぁ』なんてことないだろうなぁ」と。
そう言われた矢先、朝15万円ほど現金で支払い、お昼にぽんぽこのお迎えに行くと、先生のほうから「話があるの」と別室に呼ばれました。
私はてっきり、ぽんぽこがあまりにわがままでどうしようもなく手に負えないので、親のほうからも気をつけるように・・・と言われるのでは・・・と不安でいっぱいでした。
先生から出た言葉、「今週の水曜日に消防検査でひっかかり、ここの幼稚園は今日でおしまいなの。今、別の場所を探しているんだけど、まだ見つかっていないから、見つかり次第連絡するわね」。
目の前が真っ暗の私。「じゃぁ、連休明け(翌日から1週間のホリデーだった)にもまだ見つからなかったらどうするの??」と聞くと、「たぶん次の場所でできると思うから・・・」とそそくさと言って立ち去ってしまったのです。

そのままお金を持ち逃げされるんじゃないかとドキドキしてその後を過ごしたわけですが、やはり次の場所が見つからず、先生のお宅でやってみたり、今は一時的にレストランの一室を借りて開いています(子供の親がそのレストランのオーナーなので、提供してくれたらしい)。
その間、「違法幼稚園」とニュースやテレビで報道されたらしいっす。
オットは激怒。「そんな違法幼稚園と呼ばれるようなところに通わせるな!!」と。

日本語環境の幼稚園もミュンヘンにはあるにはあります。お友達にも「そっちに変えたら?」と言われています。ですが、これから先のことを考えると、必ずしも日本人学校がある都市に住めるとは限らないのがオットの業種。少しでも英語に慣れておかないと、そのインターによっては「英語が理解できない子供はお断り」というところもあるのです。そう思うと、やはり今のところにとどまっていたいし、ぽんぽこも気に入っているところでもあるので、文句はたっくさんあるのですが変えたくないというのが私の気持ち。

いろいろあっても、園児は減る様子もなく、他の親たちはニコニコ顔で子供の送り迎えをしています。
やはり他に預けるところがない・・・という、立場の弱い親たちなのでしょうね、私と同じように・・・。
    




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