Tychyの様子

私たちが住んでいるのは、ポーランドの南に位置する「Tychy(ティヒ)」という町。ワルシャワから330km南へ下ったところです。
ここから20kmほど離れたところに、ちょっと大きなKatowice(カトヴィッチェ)という町があり、昔、炭鉱で栄えたところでした。そこの炭鉱夫たちのベッドタウンとして70年ほど前にできたのがTychy。人口13万人。とても辺鄙なところです。
街のあちこちには、古くて汚い(失礼)大きなアパートがたくさん建ち並んでいます。遠くから見たら「高層ビル?」と思うのですが、アパートなんですよね。ヨーロッパらしい建物はほとんどなく、四角いグレーの建物ばかり。
外国人である私たちにとっては退屈な街並みです。

ティヒ人(って言っていいかわかりませんが)の色彩感覚、建物のセンスのなさに落胆します。なんでこんな色を塗る??みたいな。



↑私たちはこれを「ティヒのシンボルタワー」と呼んでいます。どうしてこんな色に塗るの??これもアパートメントです。

町の中心部(セントラムと言う)というのが、普通の町では集中しているのですが、ティヒはあちこちに分散していて利用しづらいです。よって小売店があっても、飛び散っているので、良いお店などを見つけづらい。
だったらちょっと離れているけれどKatowiceに行き、たくさんの専門店が入っている大型スーパーに行くほうが都合が良い。しかし割高。

家を探すのも一苦労でした。
オットが探したのですが、中の間取りがヘンテコリンなものが多かったそうです。
今住んでいる家も、広いことは広いですが、ベランダが西向きで、全く光が入りません。夏は涼しくて??いえいえ、すんごく寒い。半そで・短パンでは過ごせないほどです。
ぽんぽこが体調を崩すのも無理はない。昨年の夏、何度熱を出したことでしょう??
この外と内の気温差が激しすぎるのも問題だと感じました。

ポーランドは貧富の差がとても激しく、ティヒのような田舎町ですとそれをあからさまに感じます。しょっちゅう子供たちがお金を恵んで欲しいと近づいてくるし、またその子たちにお金をやる人がいることにも驚きます。ただの小遣い稼ぎにしか思えないのですが・・・。
家にまで物乞いがチャイムを鳴らしてやって来ることにもビックリ。夜遅く来ることもあって、オットがいない時期はちょっと神経質になりました。

また私たちのようなアジア人系はあまりいないティヒ(ベトナム人がけっこう住んでいますけど)。昨年の12月までここに住んでいた日本人のお友達などは、よく「中国人!!」と叫ばれたそうです。これってちょっとストレスになりますね。
ティヒに来る前にその話を聞いていたので、ここに来てから最初の半年ほどは、うちにいるお手伝いさんと一緒に外出していました。ローカルの人間と一緒だとまず言われることはなく、私も嫌な思いをすることなく過ごせています。

ティヒ人はとってもまじめ。もちろん中にはいいかげんなヤツもいますが、私たちのまわりの人間は正直で、仕事も早く丁寧です。口約束でもきちんと守り、その点でイライラすることがありません。
日曜日の朝に突然テレビが見られなくなり、すぐに連絡をするとその日のお昼にやってきて直してくれました。日曜日にやってくれるなんて本当に珍しい。とってもありがたかったです。



↑ティヒの中心部にある古い教会。日曜日にはたくさんの人たちが出かけて行きます。
↓裁判所。なんか地味よね・・・。





↑ちょっとした広場。オットはここを「ティヒの中世広場」と呼んでいます。

便利なところも不便なところもあり、けっして住みづらいわけではないですが、やっぱり西ヨーロッパのほうが暮らしやすいです。
これがチェコへ行くとまた変わってくるんですよ。それは別の機会にご紹介いたします。


                      





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