今年は3月末がイースターホリデー(復活祭)で、ティヒの町はものすごくにぎわってます。ちょっとビックリ。

イースターホリデーと言えば、私は「連休=旅行」としか考えていませんでした。それまで付き合っていたのは日本人だけでしたし、イースターはどこへ行こう・・・と話し合うのが当然だったのです。

とっころが、ティヒでは全然違う。あちこちのスーパーは人であふれ、黄色い花々、うさぎやあひるなどの置物、卵の形のお菓子などが売られていました。信じられないくらいにぎやかです。そして家の中の掃除に明け暮れております。
ティヒ人はこの日を「クリスマス」と呼び、ゆで卵をたくさん食べます。12月のクリスマスほどではありませんが、特別にお料理も用意するようですよ。
日曜日は、主婦たちは家事を一切せず、教会へ行き、ゆで卵やハムを食べて過ごすとか。へぇ〜。
で、イースター・マンデー(月曜日)の午前中に若い女性が外出すると、た〜いへん!!男性から水をかけられるそうです。タイの水掛け祭りみたい。実際、どんなものなのか見学できなかったのが残念ですが、うちのお手伝いさんは、「月曜日の午前中は出かけない。出るなら午後がベターなの」と言っとりました。

このイースターホリデー前に、ぽんぽこは幼稚園で、うさぎや卵の形をしたチョコレートと、一袋のフルーツキャラメルをもらって帰ってきました。きっと何かイースターに向けてのイベントがあったんでしょうね(親あてになんのお便りもないので、私は全然知らない)。
ここ1ヶ月、ぽんぽこの担任が病欠しており、小さい子供のクラスは2〜3つに分散し、大きいクラスに入れられていました。ぽんぽこが入ったのは6歳児クラス。当然、年齢が違いすぎるため遊び相手がいないようで、ずっと暗い表情で幼稚園通いをしていました(2歳児はぽんぽこひとり、4歳児の男の子ふたりと、あとはすべて6歳児)。
ちょっと私も心配していたのですが、この日は帰り際、先生からそんなプレゼントをいただき超ご機嫌。

家に帰り、私はその手のお菓子をあげたことがなかったので、フルーツキャラメルを縦に並べ、「これは積み木だよ」なんて誤魔化していました。すぐにお昼寝するし、その間に隠してしまおうと思ったのです。
ですが、ぽんぽこは「開けて」というしぐさで、キャラメルを私に渡すのです。何度「積み木だって!」と言っても全然ダメ。
試しにひとつ開けてあげると、当然のごとく口の中へ。
どうしてお菓子だってことがわかったんだろう・・・。

初めて食べるキャラメルにチュルチュル言いながら、ニッコニコしてご機嫌のぽんぽこ。
彼女の口には大きすぎるのか、よだれが出るわ出るわ。
お手伝いさんと、そんなぽんぽこの様子を見て大笑い。
そこへお昼ご飯を食べにオットが帰ってきました。「何を食べてるんだぁ??」。オットの表情にも「ヤバーイ」とありました。
もうひとつ欲しがったので、「これが最後だよ」と言い聞かせ、チョコレートも口のまわりをベットベトにしながら食べていました。ですがさすがにぽんぽこにとっては大きかったのでしょう。途中で「いらない」と私に返してきました。

その後、すぐにお昼寝をしてしまい、そのお菓子たちは私の手によって隠されたのですが、いつまでこんなふうにコントロールできるんだろう。今、ぽんぽこはお菓子のことは忘れてしまって、「欲しい」とは言いません。
お友達ができれば、親にとって都合の良いこと悪いことを覚えてくるんですよね。
うれしいような、面倒のような。



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